【パーソナルジムトラブル急増】国民生活センターより
奈良市でパーソナルジム「トレーニングスペース奈良」を運営している米田です。
10月7日付けで以下の記事を目にしました。
パーソナルトレーニング無料体験に行ったところ、高額なコースを勧められた。サプリメントやエステ等、複数の契約も勧誘され、十分な確認をしないまま契約をしてしまったなどのトラブル。
「ダイエットなど美容目的のパーソナルトレーニングに関する相談は、2021年度は495件、24年度は885件だったが、25年度は1457件に急増した」とあります。
また他の記事では指導が合わない、早く結果を出すため無理なトレーニングをしてケガをした、等々。実はこのようなトラブル、3~4年前から私の耳にも入っていました。
私的に見るトラブルが起きる原因
まぁ、料金トラブルに関しては、人をお金としか見ていないのでしょうね。指導トラブルは、独りよがりの指導、臨機応変さのないマニュアル通りの指導、あるいは指導そのものに“心”が入ってないのかもしれません。
要は“人”を見ていないのです。

私が特に気を付けているのは、お客様にとっての“良い加減”です。
年齢や性別、目的や病歴、性格や心の状態などによって取り組み方は千差万別です。同じ方でも日により体調や精神状態が違うときもあるので、その都度お客様と向き合わなければなりません。
お客様との運動強度の確認には「今のセット、最後の三回のキツさレベル10段階で幾らくらいですかね~」とよくお聞きします。
それぞれのお客様の感覚の話ですが、キツさレベル6は少し余裕がある、レベル7はきつ過ぎず楽でもない丁度良いレベル、レベル8は「少しきつい」です。
一般的な健康管理では、レベルは7くらいの強度が先ほど申し上げた【お客様にとっての“良い加減”】です。
「今日は少し調子がいいな」と感じたお客様に一歩進んだ指導をする場合、フォームチェックは勿論のこと、息づかい、顔の表情や雰囲気をジィ~~と観察しながら進めていきます。

心のケアも"ちょうど良い加減"で
あと、もし不幸にもお客様に怪我をさせてしまったとき、普段からのコミュニケーション作りが大切になります。
例を挙げてみます。
入会して半年のAさん、いつも通りの指導をしているとき、“ため息をついたり、何か心ここにあらずの目線”を私が感じたとします。
「Aさん、ちょっといつもと雰囲気が違うんですが、何かありましたかね?」とまず軽~くボールを投げてみます。
するとたいてい一呼吸置いた後、「実は仕事でトラブルがありまして‥」など、心の状態を打ち明けてくださいます。
そこをただ表面だけの会話で終わらせず、もう少し踏み込んだボールを投げかけてみます。頻繁ではありませんが、指導を中断して話し込むときもあります。
その時大事なことは“受け身”が基本ですね。しばらくするとお客様「あ~なんか話聞いてもらえてスッキリしました!」とお返事をいただけます。精神的に“ちょうど良い加減”で終わることができた瞬間です。
トレーニングは勿論、心のケアまで“ちょうど良い加減”を心がけると、知らないうちにお客様と“絆”が生まれます。
そう、私どものファンになってくださるのです。

信頼関係がトラブルを防ぐ
時間も手間もかかりますが、そこまでの関係を築けたお客様に、万が一怪我をさせてしまったとき、冒頭にあるような、国民生活センターに苦情を持ち込むようなことはなさらないと思います。
そのような話を耳にするたびに「私たちパーソナルトレーナー、普段から真摯にお客様と向き合う姿勢、忘れてはいけないな‥」と襟を正すのです。
シンプルですが、ジム開設33年幾多の失敗を重ねた今の私の心境です。





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